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マウスピースで子供の歯並び矯正したい!歯医者選び4つのポイント

子供の歯並びが悪いから矯正したいんです。

でも金属とかワイヤーは見た目が嫌なんですよね。

目立たないマウスピース矯正に興味あるんですけど、どうやって歯医者選んだらいいですか?

 

 

子供の歯並び、気になりますよね。

どうせ矯正するなら目立たない方がいいな〜なんて方も増えてきています。

ここで候補に上がってくるのがマウスピース矯正。

例えばインビザラインやアソアライナー、イークライナーでしょうか。

【公式】インビザライン|インビザライン ・ジャパン株式会社
インビザライン ・ジャパンの企業情報ウェブサイトのトップページです
ページが見つかりませんでした | 株式会社アソインターナショナル
http://ecligner.jp/ecligner6.html

他にも色々種類があると思います。

さらに、歯科医院によってやり方もバラバラです。

先生それぞれに得意な矯正の方法があるので、何件か歯医者さんを回ったとしても、同じ説明を受けることは少ないんじゃないでしょうか。

いろんなマウスピース × いろんなやり方 = 決められない!

となるわけです。

 

マウスピース矯正はどこで治療する?

どこでマウスピース矯正したらいいの?

何か歯医者を決めるコツとかあるんですか?

ポイントは4つあって

・事前の診査診断がしっかりしているか

・矯正の認定医かどうか

・失敗してもブラケット装置でワイヤー矯正できるのか

・十分な説明があるか

ですね。

ちょっと日本矯正歯科学会の資料を見てみましょう。

昨今、日本におきましても、カスタムメイドの透明なマウスピース型矯正装置(以下アライナー)の使用が増加しております。
しかし、このようなアライナー型の矯正装置に関する臨床的研究は少なく、その安全性と有効性が科学的に高いレベルで明らかにされるには至っておりません
したがって、この装置に対する社会の期待は大きいものの、全ての症例を本装置のみで治せるということは考えにくく、この治療方法に関する様々な広告内容も学会倫理規定に沿ったものであるかは不明です。
また、使用の適否の判断や不測の事態への対処、治療結果は、術者たる歯科医師の責任となります。
そのため、矯正診療に関する専門的教育(教育機関における基本研修)を修めた上で、高度な診断能力、治療技能、経験を有していることが不可欠です
治療を受けられる際には、その治療法の利点・欠点、及び代替治療法について、十分に説明を受け、理解された上で、同意されて下さい。

出典
日本矯正歯科学会からのお知らせ
アライナー型矯正装置による治療指針 一般公開にあたって

http://www.jos.gr.jp/news/2017/0323_00.html

 

昨今、国内外で製作されたカスタムメイド(マウスピース型等)の矯正装置が患者さんに使用される事例が増加しており、それに伴い一部の装置ではトラブルも発生しております。
カスタムメイドの矯正装置は国内外で製作されたものを問わず日本国の薬事法上の医療機器に該当しません
国内の歯科医療機関や歯科技工所で製作されたカスタムメイドの矯正装置は日本国の歯科技工士法上の矯正装置に該当しますが、海外で製作されたカスタムメイドの矯正装置(海外カスタムメイド矯正装置)は歯科技工士法上の矯正装置にも該当しません
そのため、海外カスタムメイド矯正装置を用いた治療を行う場合は歯科医師個人の全責任において使用してください。

出典
日本矯正歯科学会からのお知らせ
カスタムメイド(マウスピース型等)の矯正装置の注意事項

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安全性と有効性が高いレベルで明らかにされていない。

薬事法でも医療機器として認められていない。

マウスピース矯正してます!ってことは「歯科医師の完全自己責任」で行っていることになります。

なので、しっかりとした診査診断、説明、技術と経験が必要なんですよね。

4.施設基準と術者の資格
上記を踏まえ、アライナー治療において、以下の施設基準、資格が望ましい。

【施設基準】
・顎顔面形態の特徴を把握するために側面頭部 X 線規格写真撮影装置を有していること。
【術者の資格】
以下のいずれかに該当する者。
・公益社団法人日本矯正歯科学会認定の認定医以上の資格を有する者。
・学会指定研修機関(大学病院等)における矯正歯科基本研修修了の後、その期間を含めて、5 年以上にわたり、矯正歯科臨床研修を修了した者。
・上記と同等の学識、技術、経験を有すると学会が判断する者。

出典
公益社団法人 日本矯正歯科学会
アライナー型矯正装置による治療指針
http://www.jos.gr.jp/medical/file/aligner_pointer.pdf

側面頭部 X 線規格写真撮影装置はセファロとも言います。

虫歯治療などで撮るレントゲンとは違い、矯正治療をする前の診査で必要な矯正用レントゲンと考えておいて下さい。

このセファロ、みんながみんな機械を持っているわけではありません。

なので「うちはセファロ撮ってますよ〜事前に診査してますよ〜」っていう歯医者さんを選びたいですね。

あとは矯正治療の技術。

認定医を持っている先生であれば「たくさん矯正の勉強しました!治療も長い間やってます!」っていう証明になります。

もちろん認定医が無くても上手な先生もいらっしゃいます。

とはいえ上手いかどうかは患者さんからはわかりにくいでしょうし、認定医かどうかは選ぶ基準に含めてもいいんじゃないでしょうか?

ちなみにここから認定医の先生を検索できます。

認定医・臨床指導医名簿一覧 | 公益社団法人 日本矯正歯科学会

 

失敗した時にワイヤー矯正が出来る所を選ぶ

上の方でも書きましたが、有効性がはっきりと出ているわけではありません。

上手く行く場合もあれば、上手く行かないこともあるでしょう。

ここで気になるのが「失敗したらどうなるのか?」ですよね。

【アンケート調査結果】
平成 28 年 9 月に WG が組織され、大学病院、地区学会、日本臨床矯正歯科医会の協力を得てアンケ ート調査を実施し、総数 162 件の回答を得た。
<アンケート結果抜粋>
1) とくに不測の事態への対処法として最も多いものは、マルチブラケット装置の併用、次いでアライナ ーの再製作であった。

出典
公益社団法人 日本矯正歯科学会
アライナー型矯正装置による治療指針

http://www.jos.gr.jp/medical/file/aligner_pointer.pdf

マルチブラケット装置、つまり「金属ワイヤーの矯正治療」です。

アンケート結果を見る限り、失敗してもワイヤー矯正でカバーしてるみたいですね。

このワイヤーの矯正ってのが結構難しくて、やっぱり認定医の先生の方が安心かなーって思います。

ワイヤーで何とかなればいいですが、何ともならない場合はどうしましょうか。

「うちでは難しいので矯正専門の先生に紹介します」

ってなるんじゃないでしょうか?

新しく別の矯正歯科に通うとなると、また診断料や治療費がかかってしまいます。

時間もお金もかかっちゃうんですよね。

「じゃあ最初から矯正が上手い先生に紹介してくれてたらよかったのに」となっちゃうわけです。

なので「事前に説明がしっかりしているかどうか」というのも大きなポイントですよ〜。

公益社団法人日本矯正歯科学会 医療問題検討委員会、倫理・裁定委員会
「海外カスタムメイド矯正装置の使用にあたっての遵守事項」

  1. 海外カスタムメイド矯正装置は、日本国の薬事法上の医療機器および歯科技工士法上の矯正装置に該当しないことを患者に説明すること。
  2. 海外カスタムメイド矯正装置以外に日本国の薬事法上の医療機器および歯科技工士法上の矯正装置による治療方法が存在することを、患者に十分説明すること。
  3. 海外カスタムメイド矯正装置を用いた治療を行う歯科医師は、個人の全責任において使用すること。
  4. 海外カスタムメイド矯正装置の使用に当たり上記内容を患者に十分な説明の上、理解と同意を得て同意書を作成すること。

出典
日本矯正歯科学会からのお知らせ
アライナー型矯正装置による治療指針 一般公開にあたって

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自分からも質問しよう

・セファロを撮る等、事前の診査がしっかりしているか
・矯正の認定医かどうか
・失敗してもブラケット装置でワイヤー矯正できるのか
・十分な説明があるのか

この4つのポイントを押さえればいいんでしたね。

そうですね。これで大分絞り込めるんじゃないでしょうか?

その他にわからないことはどんどん質問していけばいいと思います!

 

ポイントというわけではないですが、自分からどんどん質問するのも大切です。

「セファロのレントゲンは撮るんですか?」

「期間と費用はどれぐらいですか?」

「もし失敗したらどんな治療になるんですか?」

「同意書にサインした後でも治療の変更や返金できるんですか?」

「マウスピース無くしたら追加費用かかるんですか?」

などなど。

先生が「これで十分説明した!」と思っていても「私が気になるのはそこじゃないんだけど・・・」っていうこと、多いですよね。

気になることは全部解決して、マウスピース矯正を初めて行きましょう。

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