あなたのお子さんはよく噛んでますか?
丸飲み?
あんまり噛まない?
お茶で流しこんでる?
それはもったいない。
是非ともよく噛む習慣を身に着けてほしいですね。
ざっと思い浮かぶだけでも7つのメリットがあります。
子供の頃にしっかり噛む習慣が身につけば、大人になってもしっかり噛む癖が続くはず。
三つ子の魂百までって言いますしね。
というわけでちゃんと噛んだほうが良い理由をお話していきます。
1.消化が良くなる
よく噛むと食べ物が細かくなります。
胃や腸の消化液に触れる面積が増えて、しっかり消化吸収されるようになります。
それによく噛むことで消化液の分泌も促進されます。
噛んでる時ってつばがたくさん出てきません
実はつばも消化酵素の一種なんですねー。
同じ理屈で胃液や腸液もどんどん分泌されます。
逆に言うとちゃんと噛まないとご飯が消化されにくいです。
お肉とかとうもろこしとかごぼうとか。
せっかく食べたのに吸収されないってもったいなくないですか?
同じ食べるんだったら栄養を身につける形で食べたいですよね。
2.口の中がきれいになる
ご飯やおやつを食べると汚れが歯につきますよね?
歯の溝、歯の表面、歯と歯茎の間。
この辺はとく汚れやすい場所になってますs。
でも、つばが綺麗に洗い流してくれます。
噛めば噛むほど唾液が出てきて、お口の中を循環して掃除してくれます。
口の中も綺麗にするし消化吸収も助けてくれる。
唾液すげー。
3.顎の発達
骨は力がかかるった時、骨を作る細胞が活発になってもっと強くなろうとする能力があります。
骨密度が低い人や骨粗鬆症の方は運動した方が良いって話を聞いたことないですか?
顎の骨も同じ。
もしあんまり噛まなかったら顎がしっかり大きくなりません。
ということは歯が生えるスペースが少なくなって、ガタガタの歯並びになる可能性が高まるってことです。
狭い立ち飲み屋に大勢の客が押し寄せるようなもんです。
当然きれいに整列できるわけないですよね?
噛んで骨を刺激するほど、しっかり丈夫な顎に育ちます。
そしたら歯が生えるスペースもたっぷり。
矯正なんてしなくても、きれいな歯並びになるかも?
4.危険物の察知
「これ飲み込んだらヤバイ」
っていうものが結構多いと思うんですよ。
魚の骨とか、アサリの砂とか、卵の殻とか。
しっかり噛むということは、こういう危ないものを事前に察知する役割もあります。
だって丸飲みしてお茶で流し込んでたら固くてトゲトゲしたものが口に入ったかどうかなんてわからないじゃないですか。
食べたら危ないかも…を防ぐことができるんですね~。
5.味覚の発達
よく噛むと味がじゅわ~っと広がっていきます。
そして素材の味が楽しめるようになります。
噛まないと全然ご飯の味がしません。
試しにお米を丸飲みしてみて下さい。
全然甘みを感じませんから。
そしたら濃い味付けになるのも当たり前だと思いませんか?
だって噛まない分、味が広がらないんですから。
濃い味付けって体に悪そうですよね。
塩分たくさん。
油たくさん。
糖分たくさん。
ちゃんと噛まないと、偏食になったり塩分過多になったりするリスクが出てきます。
6.脳の活性化
噛むことで脳の血液循環がよくなります。
その結果、脳の働きが活性化します。
勉強、運動、記憶、情緒。
どれも子供の成長には必要な能力。
挙げればキリがないですね。
運動選手がガムを噛んでるシーンを見たことないですか?
あれは口が寂しいから噛んでるんじゃなくて、脳を活性化させるためなんですね~。
7.発音
これは意外でしたか?
「何で噛むことと喋ることが関係あるねん」と思ったことでしょう。
ご飯を食べる時、舌は食べ物を奥に運んで飲み込む準備をするというすごーーーく大事な役割があります。
これがあまり噛まない子の場合、舌の動きが鈍くなってしまいます。
舌が鈍くなれば、発音もしにくくなりますよ。
さ行、た行、な行、ら行。
これ全部喋る時に舌を使う言葉ですよ。
舌足らずと噛まないことには関係性があったんですね~。
噛むって大事
どうですか?
噛むことって結構大事でしょ?
もしも噛まずに丸飲みの癖がついちゃうと濃い味付けで流し込むように食べ、しかも消化吸収は最悪。
口の中に唾液が循環しないから虫歯や歯周病のリスクが増え、歯並びにも影響が。
気づかずに硬いものとがったものを飲み込んでたらどうしよう……
といった感じですね。
子供のうちなら親の目があるのでなんとかなるかもしれません。
でも成人して自立したらどうします?
やりたい放題で好きなものばかり偏食するかもしれませんよね?
そうならないためにも、小さいうちからよく噛む習慣を身に着けたいですね。
以上、噛む重要性のお話でした!
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