乳歯の抜髄や感染根管治療の時、根管は何号まで拡大すればいいのか?

乳歯の根管治療をする時、何号まで拡大すればいいんでしょうか?

迷ったことありませんか?

本にもほとんど書いてませんしね〜。

実際、僕も経験則で治療を行っています。

基本は35〜40号

僕個人としては、35〜40号まで拡大すれば十分だと思っています。

乳歯の貼薬や根充にはビタペックスを使いますよね。

ビタペックスのシリンジの先の大きさがだいたい35〜40号なんです。

なので、30号以下だと根尖までビタペックスを入れることができません。

ビタペックスの公式サイトでも確認できます、

ファイルの40番(又は50番)を使用する。

40番で拡大された根管では根管の半ばまで挿入できる。

出典:ビタペックス
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/md/PDF/610003/610003_16300BZZ00918000_X_01_03.pdf

50号以上はやりすぎ

逆に50号以上になると、ストリップパーフォレーションが起きる可能性があります。

乳歯の髄床底って永久歯と違って結構薄いんですよね。

「本当にストリップパーフォレーションするの?」と思うかもしれません。

実際起きる頻度はそんなに多くないですが、いざ起きたときに「あーやってしまった」と思うわけですよね。

なので、パーフォレーション防止のためにも40号までで十分だと思います。

それに乳歯の根管って湾曲してることも多いですしね。

無理に号数あげようとしてもレッジが出来るだけですし。

40号のファイルでさえ全然しならなくて根尖まで届かせるが難しいのに、それ以上拡大すると無駄にストレート根管になってしまいます。

レッジやトランスポーテーションが起きたら大変ですよ。

なので、湾曲している場合は根尖まできっちり綺麗にできないんですよね。

湾曲根管の根尖まで頑張るのも大事ですが、どうしても限界はあります。

ほどよくビタペックス入ればOKじゃないでしょうか。

ちなみにパーフォレーションが起きた時に算定できる保険点数もありますよ。

頭の片隅に置いておくと、報われる日が来るかもしれません。

[kanren postid=”599″] 

ひどい感染根管なら50号以上拡大するけど・・・

ただ、根管内に感染歯質が多い場合はもっと拡大していくことになります。

が、根管が汚い乳歯って根尖病巣がかなり大きい場合が多い気がするんですよね

そういう時って根尖が病的に吸収していたり、あるいは大きな分岐部病変があったりしません?

そしたら抜歯適応になっちゃうんですよね〜。

デンタル撮って根尖病巣と湾曲具合を確認して、保存できそうな場合は40号まで拡大してビタペックス根充。

分岐部や根尖の病巣が大きい場合、根管内がかなり汚い場合、根治して保存を試みるのも大切だけど抜歯適応の時は潔く抜歯して保隙が良いんじゃないでしょうか。

というのが僕の考えです。

コメント