小児歯科の参考書で超オススメ「子どもを泣かせない17の裏ワザ」

小児歯科の参考書って結構少なくないですか?

インプラントやデンチャー、セラミックなど補綴系の充実っぷりは羨ましいです。

最近だとリグログが出た歯周病関連も多いかな?

もっと小児歯科の本が増えてほしいな~って思います。

衛生士とか助手向けの本には子供の対応、みたいなコラムは多いのにね……

まるまる一冊子供の本ってあんまりないよね……

そんな中、子供が苦手な先生におすすめしたい本がこれ。

「何か小児歯科でオススメの本ない?」

って聞かれたら、僕は迷わずこの1冊を勧めます!

子供の対応法がわかりやすい

実はこの本、臨床手技についてはあんまり触れていません。

器具の使い方。

材料の選び方。

などは、正直参考にならないかもしれません。

その代わり、子供との接し方がめちゃくちゃ参考になります

子供が苦手な先生にとっては「これこれ、こういう本待ってた」ってなりますよね。

僕としては、歯科衛生士や歯科助手にも一回読んで欲しいな~って思います。

目次を見てみても、

Part 1
子どもが泣く理由には4種類ある
(1)不安や恐怖で泣く
(2)痛くて泣く
(3)甘えて泣く
(4)苦しくて泣く

Part 2
泣くタイミングを遅らせることが泣きの予防につながる
[第1ステージ]待合室
[第2ステージ]入室してチェアーに上がるまで
[第3ステージ]チェアーに上った後〜口腔内診査前
[第4ステージ]口腔内診査時
[第5ステージ]処置時
[第6ステージ]処置終了後

Part 3
子どもを泣かせない17の裏ワザ集
(1)チェアーに上げるまで 編
[裏ワザ1]握手で子ども&保護者のハートをつかむ
[裏ワザ2]自らチェアーに上がるように誘導する
[裏ワザ3]子どもに何をするのか見通しをもたせる
[裏ワザ4]knee to kneeで泣きの爆発を止める

(2)処置のための準備 編
[裏ワザ5]術者磨きで楽な呼吸に誘導する
[裏ワザ6]“歯医者さんの歯ブラシ”で治療の練習
[裏ワザ7]治療前に効果的な言葉がけで気持ちを高めよう

(3)治療 編
[裏ワザ8]具体的な目標を作る
[裏ワザ9]痛くない麻酔を打つ方法 ─音のしない麻酔を打つ!?─
[裏ワザ10]子どもの手を誘導する
[裏ワザ11]“泣きの服装3点セット”とは!?

(4)スムーズに診療を進めるために 編
[裏ワザ12]う蝕を慢性化させる
[裏ワザ13]“あなたメッセージ”と“私メッセージ”
[裏ワザ14]ラバーダムは武器の1つ
[裏ワザ15]歯の切削時の泣きを見分ける
[裏ワザ16](最終章)子どもの心に貯金をして帰す
[裏ワザ17](番外編)テンポラリーシーラント+おまけ

というように

「いかに子供を泣かせないか」

「どうやって子供と信頼関係を築くのか」

を重視して書かれています。

それがこの本の良いところであり、キモなわけですね。

マンガでわかりやすい

そしてこの本のもう一つのいいところは「マンガで書かれている」ということです。

文字ばっかりの本って、正直読んでてしんどくないですか?

せっかく高い本でも、何か読む気が失せてくるというか……

そんな経験ありません?

でも、この本はマンガで書かれててサクサク読み進めていけます。

登場人物は4人。

小児歯科専門医1人、歯科衛生士1人、一般歯科医2人となってます。

子供の対応に悩む→専門医が解説する→実践してお悩み解決

というような構図で進んでいきます。

もちろん文章による解説もあります。

字も大きく、つめつめで書かれてないので読みやすいです。

ほっと一息 Break Time
(1)子どもの泣きと年齢
(2)10=○+△の発想
(3)どっちが早い? “子どもが協力的になること”vs“自分が上手になること”
(4)「心」に刺さった「串」を抜く
(5)乳歯と永久歯 どっちが大切?
(6)いつのまにか子どもが口を開けている
(7)大打者を打ち取るために
(8)8020の達成は、患者さんとの人間関係から始まる
(9)たとえ話を使い、患者さんの目には見えないものを伝える
(10)○○ちゃんは、いつ見てもかわいいね……
(11)「歯を磨きましょう!」は患者さんには“見えない目標”
(12)歯科衛生士としてどんな生き方をしたいですか?
(13)3つのペインコントロール(3Pコントロール)
(14)痛みは“五感”で感じている
(15)“ももたろう型歯科医療”vs“きんたろう型歯科医療”
(16)子どもに緊張を伝えない
(17)治療計画では、泣きの予防も考えよう
(18)「Cavity treatment」と「Caries treatment」の違い
(19)比較は「理想」としない、「過去」とする
(20)日本の大学にあってアメリカの大学にない診療科は?
(21)握手の効用 ─ちょっといい話─
(22)4つの領域 ─子どもを大切にする診療が最優先─

途中コラムが挟まれているのですが、どれも面白い!

「へーなるほど」というようなものばかりです。

目次見るだけでも気になりませんか?

読みやすく、ためになる本。

小児歯科で悩んだら、まずはこの本を手にとって見てください!

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