子供があまり噛まなくて丸飲みばっかり。食べるのがめちゃくちゃ早くて……離乳食失敗したんでしょうか?
小児歯科には赤ちゃんの時から連れて来るお父さんお母さんが多いです。
その時よく尋ねられるのがご飯の食べ方。
主に離乳食ですね。
全然噛まない。
どんどん飲み込む。
かと思ったら口から食べ物を出す。
この辺の悩みが特に多い気がします。
どちらかというと管理栄養士や保育士が専門領域のような気がするかな?
とはいえ小児歯科でも解決のヒントになる情報を提供できることも多いですよ。
なんてったって子供の歯と口のプロですから!
というわけで、丸飲みをする子に悩むお父さんお母さんに小児歯科の僕がしているアドバイスをまとめます。
食べ物の形
- まだ1歳だから柔らかめの食材
- もう2歳だからしっかり固めのご飯
こんなこと思っていませんか?
これだと上手く行かないことも多いです。
離乳食にはその時その時で噛めるものを上げましょう。
何ヶ月だからこれ、とか
何歳だからこう、とか
全然決まりはないですよ!
ママ友や他の赤ちゃんのことも気になるでしょうが、自分の子は自分の子。
他の子と同じペースで育つわけではありません。
むしろ先走って硬いものをあげちゃうと上手に噛めません。
硬いものを食べさせたからといって、自然に噛めるようになるとは限りませんよ。
段階を踏んで噛む練習していきましょう。
食べさせ方
スプーンの半分以下がベストな一口サイズ。
たくさん食べさせたい気持ちはよーくわかりますが、スプーン一杯いれちゃうと子供には多すぎることも。
大人の人だってお口の中にたくさんご飯を詰め込むとちゃんと噛めませんよね?
子供ならなおさら無理。
ちょうどいい量を口に入れてあげないと、噛めなくて飲み込むしかなくなっちゃうんですね~。
そして必ず「ごっくん」したことを確認してから次の一口を運んで下さい。
次から次へ食べさせると早食い丸飲みの癖がついてしまう可能性が高いです!
飲み物
ご飯を食べている時の飲み物はできるだけ避けましょう。
自力でご飯を飲み込む力をつけるためです。
ごっくんしてからお茶を飲ませて上げましょう。
じゃないとお茶で流し込まないとご飯を飲み込めない子に育っちゃうかも?
離乳食は難しい
離乳食ってかなり難しいと思います。
お父さんお母さんは本当に苦労していることと思います。
何が正解かわからないですよね。
だって誰ひとりとして同じ成長をする子はいないんですから。
離乳食のヒントになれたでしょうか?
この記事がちょっとでも役にたったなら嬉しいです。
- 食べ物の形はその時にあったものを
- 一口量はスプーン半分以下
- 飲み込んだのを確認してから次の一口を
- 飲み物はごっくんしてから
以上、離乳食と食べ方のお話でした!
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