小児歯科の僕が子供に虫歯ができるのは親の責任だと思う理由

子供に虫歯ができるのは親の責任なのでしょうか。

よく聞かれる質問です。

で、僕の意見としては「特殊な事情が無ければ、子供の虫歯は親の責任」と考えています。

親がいない子の場合は保護者や養育者の方(祖父母や兄弟、養子先、施設など)と置き換えて読み進めて下さい。

僕がそう考える理由をお話したいと思います。

子供は食べ物を決められない

子供は基本的に親の支えが必要です。

衣食住は親から与えられることがほとんどでしょう。

野生の動物と違って、その辺の草むらで寝泊まりしてその辺の虫を食べるわけでもないですしね。

それにお金だって稼ぐことはできない、もしくは、できたとしても微々たるものでしょう。

基本的には親が住む家に住み、親が用意した食事を取るはず。

子ども自身では自力で食料を用意することができないはずなんですよね。

であれば、食事やおやつを与える親側には「何を食べて何を食べないか」を決める圧倒的な選択権があるはずです。

甘いものをたくさん与えるのも、ほどほどに制限するのも、全く与えないのも、一切が親の自由なわけですね。

歯みがきができない

それに歯みがきだって子供が自力でできるようになるわけではありません。

家族に教えてもらう、歯医者で教えてもらう、学校や保健所などで教えてもらう、などなど。

学習して初めて自分で歯みがきできるようになるわけですよね。

何も知らずに歯みがきしていても、それは単に口の中で歯ブラシが動いているだけであって、汚れを落とす歯みがきのやり方ではないことが多いでしょう。

また子供自身の歯みがきもそうですが、親が仕上げ磨きをするかどうかも重要なポイント。

子供が自力でできない分は親が補ってあげる必要があります。

親にも仕事や病気、家庭の事情などで仕上げ磨きができないこともあるかもしれません。

が、そうだとしても仕上げ磨きをするかかどうかは子供の虫歯に大きな影響があると言えるでしょう。

例外もある

もちろん例外もありますよ。

生まれつき歯が弱くて虫歯になりやすい。

アレルギーや体質で食べられるものが限られている。

何らかの病気を持っている。

こういう場合は親の責任ではないでしょう。

既に虫歯になりやすい状態にある場合、いくら食事や歯みがきに気を使ったとしても、虫歯になる可能性は高いですしね。

虫歯は親が作る

虫歯の原因は、ざっくり言うと砂糖と歯みがきです。

この2つをセットで改善することで始めて虫歯予防になります。

甘いものを食べなくても歯みがきしなければ虫歯になります。

逆に、しっかり歯みがきをしていても甘いものを食べまくっていたら虫歯はできるでしょう。

「子供の生活習慣を決める親が、子供の虫歯を作っている」と、僕は思っています。

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