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小児歯科専門医が治療しても、子供が泣かないわけではない

 

 

子供を歯医者に連れて行ったら大泣きしました。
小児歯科専門医って書いてたのに…
何で泣いたんでしょう?

せっかく子供を歯医者に連れて行くんだったら、専門医の先生がいい!

そしたらきっと上手く治してくれるはず。

僕の主観ですが、こういう期待をしている親御さん多いような気がします。

実際、昨日の診療中にも「何で泣かせたんですか?」と言われてしまいました・・・。

しかし!

小児歯科専門医は子供が泣くかどうかはあまり気にしません。

だって歯の治療の専門家なのであって、泣かせない専門家ではありませんから。

子供の歯の健康が最優先です。

泣かせないのは簡単

泣かせないのって結構簡単なんですよ。

ちょっとでも嫌がるか、泣きそうになったら

「今日は泣いてるのでまた今度にしましょう」

とかなんとか言って、甘いフッ素塗って終わり。

診察台に上る前から大泣きしてたら何もしない。

最後にガチャガチャで遊んだり、シールをもらったりして帰る。

こうすれば、ほとんどの場合で泣くことはないですね。(赤ちゃんは別)

でもそれって歯の治療なんですか?

何のために歯医者に来たんでしょう?

治療は超難しい

一方、子供の歯の治療はどうでしょうか。

泣かずに大人しい子はいいんですよ。

誰が治療してもササッとこなせると思います。

でも泣いてる子の治療は?

暴れてる子の対応は?

普通の先生ならお手上げですよ。

医院の評判もありますし、あそこの先生は子供を泣かせるなんて噂がたったら大変ですしね。

でもそこは小児歯科専門医。

何が何でも治療します。

泣いてたら話しかけて落ち着かせようとします。

体が動いてしまう前提で安全な治療をします。

どうせ抜ける歯だからで終わらせない治療をします。

最終手段で押さえつけてでも治療します。

僕はそういった治療技術、環境、考え方に専門医の価値があると思うんですよね。

泣かせないことに力を注いでるわけではありません。

歯の健康のために

子供が体調悪くしてお医者さんにかかる時、泣いてようが暴れてようが連れていきますよね?

注射が必要なら抑えてでもしませんか?

だって放っておくと良くないってわかってますもんね。

じゃあ何で歯の治療には泣かないことを要求してしまうんでしょう?

歯の治療が好きな子供なんてほとんどいないですよ。

ある意味嫌がるのは当たり前。

乳歯は生え変わるから、歯科治療をあまり重く考えていないんでしょうか?

僕なら自分の子供の虫歯だったら絶対治してほしいと思いますけどね。

うーん、何ででしょう。

あ、だからといって泣かせても何してもいいわけではないですよ。

そんな悪魔みたいな治療は僕もしたくないです。

できれば泣かずにしたい!

でも泣いていても治すものは治す。

この心づもりや技術が、小児歯科専門医の強みなんでしょうね。

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