うちの子の歯に白い点があるんです。
歯の表面が白くにごっているような?
これって何なんですか?
なにこれ?まだら模様の歯?ってなりますよね。
写真で見るとこんな感じでしょうか。
引用:小児歯科臨床ヒント集
歯の白濁は初期虫歯の可能性
実はこれ、虫歯の可能性が高いです。
黒くなくても虫歯だった、なんてことはしょっちゅうあります。
「歯は白いから大丈夫」というように油断すると危険ですよ。
えー!虫歯なんですか?
削らないとダメなんですか?
白濁してるだけならまだ初期段階です。
無理に削ったりする必要は無いですよ。
まだまだ初期段階なので、症状は出ないことが多いです。
痛くなったりしみたりすることはほぼ無いんじゃないでしょうか?
ちゃんとケアすれば、永久歯の生え変わりまで問題が出ないことがほとんどですよ~。
とはいえ、初期虫歯になった理由がわからないことには「ちゃんとケアする」ってのが難しいですよね。
なぜ初期虫歯になったのか考える
多くの場合、原因は「歯磨き」と「おやつ」です。
子供の歯磨きは出来れば毎食後、少なくとも寝る前にはしたほうがいいですね。
歯と歯の間にはフロスも大切です。
おやつは量よりも回数に気をつけたいですね。
1個のチョコと板チョコ全部。
ジュースひと口、2Lペットボトル全部。
これ全部、虫歯になるリスクはそんなに変わりません。
虫歯になりにくいようにって気を使って1回に上げる量をちょっとに減らしても、口にする回数が多いと簡単に虫歯になってしまいますよ。
あと、母乳を飲んでいる子は母乳も原因の1つとして考えられます。
母乳には乳糖っていう糖分が入っているんですよね。
卒乳が遅れている場合、おやつや歯磨きではなく授乳が虫歯の原因になっていることも多いんですよ。
というわけで対策は「歯磨き」と「食生活改善」が大切なんですね〜。
フッ素入り歯磨き粉を使う
できれば、歯磨きする時はフッ素が入った歯磨き粉を使うといいですね。
ジェルタイプを使っている人もいるでしょう。
フッ素が入っていれば、どっちを使ってもOKです。
日常的にフッ素をと入れることで虫歯予防に効果が出ますよ~。
一般的には、歯と歯茎の間に磨き残しが多いですね。
白濁もそこに出来やすいですし、虫歯になりやすい場所でもあります。
さっきの写真でも、白い斑点が歯と歯茎の間にありましたもんね。
というわけで、歯磨きする時は歯だけじゃなくて歯茎の際まで磨くようにしましょう。
あ、歯磨きはもちろん保護者の方がやってくださいね。
仕上げ磨きじゃないと綺麗にならないことが多いです。
「子供が自分で磨くからラクだわ~」って思うかもしれませんが、子供の歯磨きって磨き残しが「かなり」多いです。
自分でやるからって放っておくと、後でエライ目にあうかもしれませんよ?
あとは歯医者さんの定期検診に行っておけば十分ですね。
- 初期虫歯の進行具合を確認
- 虫歯になった原因の相談
- 他に虫歯はないか
- フッ素塗布
などなど。
特にフッ素塗布はめっーーーーちゃ大事です。
歯磨き粉のフッ素よりも効果が高いものを使っています。
虫歯予防にとっても効果的なんですよね。
3〜6ヶ月に1回ぐらいの定期検診をおすすめしている歯医者さんが多いんじゃないでしょうか?
ぜひとも定期検診に行って欲しいと思います。
歯医者に連れて行く時は、必要以上に怖がらせないようにしておくといいでしょう。
進行が早い
とはいえ虫歯は虫歯。
放っておくと進行してしまいます。
穴が空いてきたり、色が黒くなってきたりしたら治療したほうがいいでしょうね。
特に乳歯は虫歯の進行が早いです。めちゃくちゃ早いです。
歯の質が永久歯より弱いんですよね。簡単に進んでしまいます。
気づいたら神経まで行っていた、なんてことはしょっちゅうあります。
お茶飲んだりご飯食べたりするのも苦痛ですよ。
そうならないためにも、家では歯磨きとおやつに注意して、年に2〜3回ぐらいは定期検診に行ってみてくださいね。
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